きっと世界の終わりもこんな風に味気ない感じなんだろうな

きっと世界の終わりもこんな風に
味気ない感じなんだろうな
あのバンドと新譜と牛乳を買いに
部屋をでたけれど

すごい速さ / andymori
リリィ、
たくさんの人に
可愛がってもらってた時代だった

リリィ、
今でも そう呼んでくれる人がいる
もうこの名前を忘れた人もいる

リリィ、
わたしのためだけのリリィだったのに
時には たくさんのものを奪われたような
そんな時期でもあった気もする
名前がきれいで 若かったから
取り返すこともできない青春のために
リリィが誰かの青春になってたことも
あったような気もする

タイムラインで
懐かしい名前が流れた
全く知らなかったけど これまで活動休止を
していて どうやら最近となって活動再開
することになったらしい
これは彼が、人間関係という渋谷の喫茶店で
残した置き手紙 ものは大事にするほうなので
今だに持っている 特に意味はない
なんとなく忘れたいはいけないものは
取っておく癖がある

彼は随分と本気だったようだが、
言葉を盗すんでは へへっとするもんだから
奢ってくれたジンジャーエールを
ひとくちも口にせず 若者の波に消ていった

リトルリリィとして生きてた頃、
物珍しそうに 見つめてくる その視線たちが
時には苦痛だった

そんなに珍しかったのか、
それともそれほど人間は生きていく上で
愛を与えられることはないからなのか
わたしにはわからない

ふと、昔のこと思い出しただけの日記

あの時 みんなおかしかった
おかしかったけど 楽しかったなとは
今になって思う


わたしの人生の物語のなかに
君が登場した以上、筆者であるわたしが
責任持って とりあえず興味ある人は
聴いてみて とだけは伝えとこう




どうやら、バンド活動再開したみたいだよ
ハートたちっていうんだってさ

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